たてもの

奈良 興福寺中金堂再建落慶法要|平成30年10月7日
調査コラムは少し休憩。今回は地元奈良でのお話です。ちょうど2ヶ月前の今日、秋晴れの下、奈良念願の興福寺中金堂再建落慶法要が執り行われました。301年経っての再建落慶法要。当日の興奮を振り返ってみようと思います。

特別史跡 旧閑谷学校|2018年春18切符の旅(つづき)
バス停から降り閑谷川に沿ってしばらく歩くと、石橋の先に見えたのは桜の共演中の校門でした。早速、備前焼の本瓦葺きに鯱を載せた見事な正門、重要文化財のお出迎え。閑谷学校といえば、代名詞ともなっているこちらの講堂。入母屋造り、しころ葺きの屋根材もまた備前焼瓦です。創建当時は茅葺きだったそう。現状とはかなり印象が違ったでしょうね。

旧川本家住宅(登録有形文化財)|木造3階建ての遊郭建築|奈良県大和郡山市
町家物語館として公開中の旧川本家住宅は大正期の木造3階建ての遊郭建築。昭和33年に廃業後は下宿となり客間は貸間として利用されていたようです。

先日、久々に利用した奈良のJR京終駅のこと。 普段はあまり利用しない、こちらの駅舎。 どこか哀愁漂う雰囲気をまといつつ、現在外壁改修の工事真っ只中。これまでの、これからを、 紡ぐ改修工事が建物の顔を作り上げています。 「京終」という難解な地名にも少し焦点を当ててみたいと思います。

神戸市北区の鈴蘭台にある内田家住宅の見学に行ってきました。 内田家住宅は入母屋造の茅葺きで平入、江戸中期に建てられたとされています。 生憎の雨模様でしたが、茅葺き屋根の本領発揮といった具合。 母屋では屋根の厚みが60㎝ありました。

少々、間が空いてしまいましたが、前回(伊根の舟屋)からの続きです。 前回は少し脱線したところで終わってしまいましたが、 伊根の舟屋の町並みの 妻入り と 平入り の混在についてのお話しです。

前回 訪問記① 天橋立 の続き。 天橋立から北東方向に車で小一時間程走ると伊根町があります。 そこにある舟屋を見学してきました。 「舟屋」とは文字通り、舟のおうち、倉庫+αです。 今回はその「舟屋」の作り出す町並みについてのお話しです。

奈良斑鳩町 法起寺|塔の逓減率
先日、ひょんなことから地元の奈良建築ツアーに参加してきました。 そこで一つ気になったことがあり、 少し調べてみたので備忘録的に記しておこうと思います。 舞台は奈良斑鳩町の法起寺(*ほうきじ)。